スミレ科スミレ属 宿根草 全世界に分布 英名-バイオレット

可愛らしい花というと、すぐに思い浮かぶのが
スミレです。ところが、『スミレ』という名の由来は、
花の形が大工道具の墨入れに似てるところから
付けられたそうで、以外と可愛くない由来なのです。
スミレの仲間は、南北両半球にわたって約450種類
もあり、日本には約60種類が分布しています。
スミレは、恥じらいと謙虚さの象徴として愛され、
多くの神話や伝説に登場しています。
ギリシャ神話では、月の女神ディアナが、好色で
しつこいアポロから、ニンフのアイアンシスを
逃れさせるため、彼女をスミレに変えたというお話、
また別説ではスミレは、ゼウスに愛されたイオの
美しさを讃えてつくられたといいます。
中世には、スミレはキリストの謙虚さを象徴しました。
また、様々な災厄から身を守るため、修道院の庭に
盛んに植えられたそうです。
ニオイスミレとサンシキスミレと呼ばれる品種は
古代からハーブとして利用されてきました。
ホメロスの詩には、アテネの人々がスミレを使って
『怒りをなだめた』という光景が描かれ、プリニウスは
眠りを誘い、心臓の筋肉を強化すると言い、
頭痛とめまいを予防するために、スミレの花輪を
身につける事を勧めました。スミレ含まれるサポニンと
粘液などの成分は炎症、去痰などに効果があると
されています。