バラ科サクラ属 花木 北半球原産 英名-チェリー

我が家では、敷地の中に山桜があり、二階のベランダ
から、かぶりつきのお花見ができます。全身で、春を満喫する至福の時です。この山桜は、土地がまだ
畑だった頃、野鳥が種を運んできて芽生えた実生の
木です。幼い頃、この木が調度、自分の背丈と同じ
くらいで、ちらほらと花を咲かせていたのを
はっきりと、覚えています。ちょうど、敷地の
端だったので切らずに家を建てる事ができました。
また、サクラに関しては私自身いろいろな想いが
有る
のですが、長唄の『京鹿子娘道成寺』の中に、
  露を含みし桜花 さわらば落ちん風情なり
という文句が有って、この文句が昔から好きで
たまりません。女性の美しさや、透き通るような
花びらや、心地よい春風など、様々な美をイメージを
湧き立たせてくれるのです。
花といえば、サクラというほど平安時代から親しまれ、『新古今和歌集』では百首以上が詠まれています。
サクラという名は、木之花開耶姫(このはなの
さくやひめ)があまりに美しく、日本の花木の
代表サクラに通じサクヤがサクラに転じたとか、
あるいは、麗らかに咲く意味の咲麗(さくうら)に
由来するとかいろいろな説が有るようです。
花の塩漬けを用いた桜茶は、二日酔いに効果がある
といわれ、焼酎に漬けた桜酒は疲労回復や、
安眠効果があるそうです。漢方では、樹皮の日干しを
鎮咳、去痰用に用いるそうです。また、桜材は質が
緻密で堅牢、木目も美しいので建築、家具器具、
版木、造船、楽器材など広く使われています。
花が、美しいだけでなくいろいろなところで、生活に
役立ってくれている植物なのです。